研究課題
基盤研究(C)
寄生虫由来Th2免疫賦活物質の単離、また作用機序を解析するために、腸管上皮細胞および非細胞培養系での免疫活性測定法を検討した。作用物質はトリプシン処理した場合にだけ、脾細胞培養系でTh2サイトカインであるIL-4の産生を優位に増加させたが、腸管上皮細胞では作用は見られなかった。本物質は消化管でのプロセッシングを受け、吸収後にリンパ装置で作用することが明らかとなった。また同培養細胞系は単離に向けた活性測定法として有用であると考えられた。合わせて効率的な抽出方法に関しても検討を行っている。