研究課題
基盤研究(C)
多包条虫の中間宿主の免疫に、鼻腔粘膜免疫が有効であることを示した。さらに、より有効な免疫を行うため、アジュバント効果が報告されているヨーネ菌のfibronectin-attachiment protein(FAP)との融合蛋白を用いた免疫について検討を行い、その有効性を示した。また、感受性と抵抗性の近交系マウスを用いた実験を行い、将来のワクチン適用における遺伝的情報の解析の重要性を示した。終宿主動物であるイヌのワクチン開発については、選択した抗原(SRF1)で免疫したイヌで、寄生定着数の有意な減少を示した。これらのワクチン研究の結果は、将来的なエキノコックス予防に強く寄与するものである。
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