研究課題
基盤研究(C)
犬の羊膜を基質として、犬角膜上皮シートの作製に成功した。さらに、基質にアテロコラーゲンゲルを用いることにより、犬羊膜基質よりも角膜上皮の未分化性がより維持された角膜上皮シート作製が可能であることを見出した。作製した犬角膜上皮シートを角膜上皮損傷モデルに移植したところ、移植により角膜混濁の縮小がみられ、病理組織学的には角膜上皮の主要な構成タンパクであるケラチン3や、未分化性の指標となるマーカーであるp63の発現が維持された、正常角膜上皮の再生が認められた。しかし、移植による角膜上皮の過形成を疑う所見が得られ、今後の臨床応用には、より長期的な移植の安全性・有効性を観察する必要があると考えられた。
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Veterinary Ophalmology
巻: (in press)
10.1111/vop.12147
Veterinary Ophthalmology
巻: 16(4) ページ: 263-268
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/geka/index.html