研究課題
基盤研究(C)
高等植物の光化学系は高温ストレスに対して感受性を示す。しかし高温ストレス時に光が共存すると光化学系は高温耐性を示す。本研究では暗所高温条件下で光化学系が障害を受けるメカニズムと、光依存獲得性高温耐性機構の解明を目的とした。暗所高温条件下では、光化学系が存在するチラコイド膜内の過還元状態に起因して活性酸素が生成し、光化学系II中に存在するD1タンパク質が分解されることにより、光合成機能が障害を受けることを明らかにした。また光依存性高温耐性機構は光化学系のステート遷移が関わっていることを明らかにした。遺伝子解析については従来法では難しかったため、今後次世代ジーケンス解析を用いた解析が必要である。
すべて 2013 2012 2011 2010 2009
すべて 雑誌論文 (10件) 学会発表 (9件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)
Biologia Plantarum
巻: 57 (4) ページ: 773-777
Planta
巻: 236 ページ: 753-761
FEBS Letters
巻: 586 ページ: 1208-1213
巻: 236 ページ: 427-436
Molecular Photochemistry
巻: 6 ページ: 109-124
Journal of Biological Chemistry
巻: 286 ページ: 6999-7009
Photochemical Reactions and Photosynthesis (Eds Maes, K.J. and Wilems, J.M.), NOVA Publishers
Nature Procedings
巻: 231 ページ: 1077-1088
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry
巻: 73 ページ: 440-442