研究課題
H24年度に採取した土壌サンプルからDNAを抽出し、細菌、古細菌、真菌ごとに密度(遺伝子コピー数)を定量分析した。しかし、真菌は密度が低すぎて検出できなかった。古細菌も密度が低く、かろうじて定量できたが、反復間のバラツキが大きかった。細菌と古細菌についてCO2と加温の影響を検討した。細菌密度は6月以降全体に低下した。これは、湛水による嫌気化で増殖が鈍ったためと思われる。7月以降の密度は、加温により低下する傾向があった(主効果、P=0.0998)。CO2の主効果は有意でなく、調査月との相互作用が有意傾向で(P=0.096)で、8月にはFACE区>Amb区の傾向があった(P=0.073)。古細菌については、CO2と加温の影響の主効果、相互作用とも有意でなかった。
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Soil Biology & Biochemistry
巻: 70 ページ: 166-175