研究概要 |
本研究で(1)から (5)の成果を得た。(1)二つのα,β-不飽和カルボニル基を持つ化合物のSmI2による連続環化は、C4位官能基の立体障害とエノラートの電子密度が位置選択性に影響することを見出した。(2)ビスα,β-不飽和エステルの連続環化におけるSmI2の触媒化に成功し、ミッシュメタルがSmの代替金属となることを見出した。(3)ジベレリンA3合成における重要中間体の合成経路を開発した。(4)PDCを触媒とする第三級アリルアルコールの酸化的アリル転位反応を開発した。(5)ビシクロ[4.2.0]オクタノン誘導体をビシクロ[4.2.0]オクタン誘導体に変換する新規転位反応を開発した。
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