天然より見出された三環形ジテルペノイドであるリューロムチリンをシード化合物として、多剤耐性菌に有効かつ既存の医薬品との交差耐性のない新規抗菌剤の創製を目指し研究に着手してきた。その結果、黄色ブドウ球菌感受性菌および多剤耐性菌に同等に抗菌活性を示す化合物を数化合物見出しており、そのin vivo活性評価の結果、治療効果が期待できることが判った。さらに、H25年度に合成した新規化合物のin vivo抗菌活性評価を外部機関に依頼していたところ、年度内に評価結果を受け取ることができないことがわかったため、研究期間延長を申請し許可を得た。今年度は、その評価結果を受け取り本研究を終了した。
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