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2013 年度 実施状況報告書

膜破壊型殺菌消毒剤を活用した細菌の多剤耐性獲得に関する転写調節因子の分子機構解明

研究課題

研究課題/領域番号 23590157
研究機関兵庫医療大学

研究代表者

前田 拓也  兵庫医療大学, 薬学部, 准教授 (40270300)

研究分担者 佐藤 孝雄  東京工業大学, 生命理工学研究科, 助教 (80243731)
キーワード殺菌消毒剤 / 多剤耐性 / 転写調節因子 / marレギュロン / 大腸菌
研究概要

本研究は、細菌の多剤耐性獲得に関する転写調節因子の役割を、膜破壊型殺菌消毒剤を転写調節因子の活性化因子として用いることにより、分子生物学的、タンパク化学的な手法や、バイオインフォマティクスの手法により明らかにし、多剤耐性菌の新規制御法を提案することを目的としている。本年度は、膜破壊型殺菌消毒剤であるカチオン性の第四アンモニウム塩、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウムについて耐性菌を取得し、得られた耐性菌を用いてタンパク質電気泳動システムを用いてプロテオーム解析を継続実施した。また、前年度構築を試みたプロテオーム解析を含むバイオインフォマティクス解析システムの、耐性化因子の作用機作解析への適用を試みた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本年度は、アフィニティカラムによる殺菌消毒剤耐性関与タンパク質の取得、耐性化因子の高発現株、遺伝子破壊株を用いたプロテオーム解析、耐性関与タンパク質と転写調節因子との分子間相互作用のバイオインフォマティクス解析、研究成果の総括を行い、論文および学会において発表する予定であったが、耐性関与タンパク質の取得およびプロテオーム解析の遅延のため、以降の計画が遅れている。

今後の研究の推進方策

耐性関与タンパク質の取得およびプロテオーム解析を早急に完了し、耐性獲得に関与し転写調節因子と親和性のあるタンパク質を同定する。さらに耐性関与タンパク質と転写調節因子との分子間相互作用のバイオインフォマティクス解析、研究成果の総括を行い、論文および学会において発表する。

次年度の研究費の使用計画

平成25年度に、アフィニティカラムによる殺菌消毒剤耐性関与タンパク質の取得、耐性化因子の高発現株、遺伝子破壊株を用いたプロテオーム解析、耐性関与タンパク質と転写調節因子との分子間相互作用のバイオインフォマティクス解析、研究成果の総括を行い、論文および学会において発表する予定であったが、耐性関与タンパク質の取得およびプロテオーム解析の遅延のため、計画を変更し、それらを優先したため、未使用額が生じた。
このため、耐性関与タンパク質の取得およびプロテオーム解析を早急に完了し、耐性獲得に関与し転写調節因子と親和性のあるタンパク質を同定する。さらに耐性関与タンパク質と転写調節因子との分子間相互作用のバイオインフォマティクス解析、研究成果の総括を行い、論文および学会において発表を行うこととし、未使用額はその経費に充てることとする。

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公開日: 2015-05-28  

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