研究課題
基盤研究(C)
大腸がん発生に重要な役割を持つβカテニンが、AhRによってリガンド依存的に分解されることが報告された。様々な大腸癌細胞株を用いてこれを検証したところ、AhRリガンド処理によるβカテニンの分解は再現できなかった。AhRとβカテニン、およびCUL4Bの結合はレポーターアッセイやツーハイブリッドアッセイによって確認できなかった。一方、動物実験ではAhR-KOマウス盲腸での自然発がんは再現され、何らかのリガンドがAhRを活性化して発がんを抑制していると考えられた。改良酵母アッセイ系により、野生型マウスの盲腸内容物からAhRリガンド様活性が検出され、HPLCによる分析では複数の画分に活性が見出された。
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