研究課題
基盤研究(C)
カーボンナノチューブはアスベストと類似した形状を持つことから環境や健康への影響が懸念され、マウスにおいて炎症、中皮腫誘発や動脈硬化促進作用が報告されている。本研究では、多層カーボンナノチューブを暴露したTHP-1マクロファージから炎症性サイトカインIL-1βの産生が亢進する現象と、コレステロールによる制御のメカニズムを明らかにすることを目的として検討を行った。多層カーボンナノチューブが細胞に取り込まれ、NLRP3インフラマソームを介して成熟型IL-1βを産生すること、リン脂質を用いた分散により応答が増強されること、スタチンによるIL-1β産生応答の抑制とその機序を明らかにした。
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Arterioscler Thromb Vasc Biol
巻: 32 ページ: 1005-1014