研究課題
基盤研究(C)
カルボン酸を有する薬は生体内でグルクロン酸抱合を受けることが多いが、この抱合体(アシルグルクロニド:AG)は肝障害をはじめとする様々な障害を引き起こすことが報告されている。本研究では、AGを加水分解する酵素としてα/β ヒドロラーゼドメインコンテイニング10 (ABHD10)を同定し、ミコフェノール酸、プロベネシドやジクロフェナクといった様々な薬物のAGを加水分解することを明らかにした。また、マウスを用いた検討より、ABHD10の機能が阻害されるとAGの血中濃度が上昇し、毒性発現の危険性が高まることを明らかにした。
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