研究課題/領域番号 |
23590184
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
森川 則文 広島大学, 医歯薬保健学研究院(薬), 教授 (30346481)
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研究分担者 |
猪川 和朗 広島大学, 医歯薬保健学研究院(薬), 准教授 (40363048)
池田 佳代 広島大学, 医歯薬保健学研究院(薬), 助教 (30379911)
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キーワード | 日本 |
研究概要 |
1.リアルタイムTDMシステムの構築:研究協力施設において、血液および生体試料を採取するシステムを構築した.薬物濃度測定および解析結果をE-mailにて送付する報告体制を強化し、多施設間でのリアルタイムTDMシステムを確立した. 2.PK/PDデータ収集:対象薬剤:抗菌剤:PKデータ収集:血液中および体液中(人工透析液、脳脊髄液、腹水、胆汁、等)の薬物濃度測定は、GC-MS、HPLC(高感度検出器購入)およびEIAにて行った.PDデータ収集: 医薬品の臨床効果を評価できるPD データ(臨床分離菌のMIC分布等) は、研究協力施設・診療科から入手した.各施設で、本研究に対して倫理委員会の承認を得た後に研究を開始し、各種症例数10~20症例のPKデータを統計的に処理し、各薬剤の母集団薬物動態パラメータ(PPK)を確定した.PPKの算出方法には、STS法とNONMEM法を用いた.患者の年齢(小児、成人、高齢者)、病態別(腎機能正常者、腎機能障害患者、肝機能障害患者)に評価した. 3.PK/PD研究用コンピュータソフトの開発:患者個々のPKデータを収集し、適応症例のPPKを推定するためのPKとPK/PD解析用プログラムを作成している途中である.さらに、パーソナルコンピュータを用い、PK/PD解析アルゴリズムを搭載したマクロ・プログラムを作成し、Excelファイル上で稼動するコンピュータソフトを構築中である.PK/PDパラメータの予測は、モンテカルロ・シミュレーション法にて各治療方法の臓器別の目標達成確率を算出することで、想定しうる最適な治療方法を提言できるPK/PD解析用プログラムを作成中である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
PK/PDデータ収集:対象薬剤:抗菌剤:PKデータ収集:血液中および体液中(人工透析液、脳脊髄液、腹水、胆汁、等)の薬物濃度測定は、GC-MS、HPLC(高感度検出器購入)およびEIAにて行った.PDデータ収集: 医薬品の臨床効果を評価できるPD データ(臨床分離菌のMIC分布等) は、研究協力施設・診療科から入手した. データの収集は順調に進んでいる.
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今後の研究の推進方策 |
患者個々のPKデータを収集し、適応症例のPPKを推定するためのPKとPK/PD解析用プログラムを作成している途中である.さらに、パーソナルコンピュータを用い、PK/PD解析アルゴリズムを搭載したマクロ・プログラムを作成し、Excelファイル上で稼動するコンピュータソフトを構築中である.PK/PDパラメータの予測は、モンテカルロ・シミュレーション法にて各治療方法の臓器別の目標達成確率を算出することで、想定しうる最適な治療方法を提言できるPK/PD解析用プログラムを作成中である.
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次年度の研究費の使用計画 |
現状のデータ収集と解析を進め、研究内容を報告し、論文かすることで、ソフトウエアに搭載するパラメータを確定することで、システムの構築に務める.
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