インスリンを経皮投与型イオントフォトレシスの薬物リザーバー電極に固定し、グルコースセンサを組み合わせ血中のグルコース濃度を経時的にモニタリングを行いながら、インスリンを電気的に放出制御させることができた。さらに、経皮投与型イオントフォトレシスとグルコースセンサとの一元化を図り、センサが治療閾の電流を感知したときに、インスリンを電気的に放出制御し、コントロールド・リリースのオートメーション化に成功した。とりわけ糖尿病疾患の患者の血糖値である100~200mg/dLの範囲内できめ細やかな薬物放出を実現でき、個人個人の対応した個別化薬物療法へ対応できた。
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