研究課題
基盤研究(C)
LAMP-2遺伝子変異であるダノン病は、精神発達遅滞をきたすにもかかわらず神経病理学的所見は明らかでない。本研究では、LAMP-2ノックアウトマウスを用いて中枢神経系を中心にLAMP-2の機能を解明することを目的とした。ノックアウトマウスの脳では心臓や肝臓と異なり、オートファジー空胞はほとんど認められず、神経系細胞への凝集物蓄積が見られ、リソソーム蓄積病の所見であった。ノックアウトマウス脳ではカルシウム関連シグナルの発現が変化しており、新生児脳低酸素虚血と中大脳脈梗塞モデルを作製し野生型と比較すると明らかに強い変化が認められ、LAMP-2が病巣修復機序に関与している可能性が示唆された。
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