次年度の研究費の使用計画 |
次年度使用額は、今年度の研究を効率的に推進したことに伴い発生した未使用額であり、平成25年度請求額とあわせて、平成25年度の研究遂行に使用する予定である。 研究の遂行に必要な設備・備品は全て現有しており、研究経費の大半は以下のような消耗品費に充てる。 カルシウム蛍光色素としてはフラ-2を使用し、約290,000円/年の経費を予定する。実験に適したトラベクラは平均して3-4匹のラットで1個しか見つからないため、多くのラットを必要とする。そのため、ラット代として450,000円/年の経費を予定する。試薬費100,000円の中には、潅流液や細胞内液を作るための精製液や試薬などの費用、ラットの麻酔時に必要な塩酸メデトミジン、ミダゾラム、酒石酸ブトルファノール、ヘパリンの費用を含んでいる。また、不均一収縮モデルの作製に使用する2.3-ブタンジオンモノオキシム、カフェイン、ブレビスタチンや心不全モデルの作製に必要なモノクロタリンなども含んでいる。プラスチック器具費50,000円には、ビーカーやメスシリンダー等の器具の他にバッファー溶液を潅流するビニールチューブやシリコンチューブの費用を含んでいる。光学機器用消耗品50,000円の中には、キセノンランプの光源、顕微鏡やトラベクラ摘出時のランプの光源を含み、局所潅流や膜電位記録に使用する微小電極の費用も含んでいる。研究成果の発表は、アメリカ心臓学会、アメリカ不整脈学科、日本循環器学会、日本不整脈学会で毎年行う予定であるが、そのために海外旅費を250,000円、国内旅費を50,000円予定する。英語論文の校閲料として100,000円を、研究成果投稿料として50,000円、印刷費として50,000円を予定する。
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