研究課題
基盤研究(C)
洞房結節細胞の持続性内向きナトリウム電流(Ist)は、ペースメーカー活動への寄与が示唆されているが、それを担うチャネル分子が同定されていない。本研究は、L型カルシウムチャネルのCaV1.3とIstの機能的発現の相関を調べるとともに、RNA編集の可能性のあるCaV1.3バリアントの検出を試みた。洞房結節細胞におけるIstの発現はL型カルシウム電流の大きさと正の相関があり、CaV1.3遺伝子欠損マウスにおいてIstは消失した。次世代高速シーケンサーを用いた網羅解析の結果、イオン選択性に影響しうるCaV1.3レアバリアントを検出した。以上より、CaV1.3バリアントがIstを担う可能性が示唆された。
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (3件)
PLoS One
巻: 9巻 (eCollection 2014) ページ: e92923
10.1371/journal.pone.0092923,10.1016/j.bbadis.2011.07.011
J Gen Physiol
巻: 142巻 ページ: 113-126
10.1085/jgp.201310996
Br J Pharmacol
巻: 166巻 ページ: 702-720
10.1111/j.1476-5381.2011.01802.x
Biochim Biophys Acta
巻: 1812巻 ページ: 1452-1459