研究課題
基盤研究(C)
経験依存的な脳集団活動を左右で比較するため、ラットを単独飼育した群(ISO)と豊かな環境で飼育した群(ENR)に分け、左右海馬脳波を測定した。すると、1)ISO群に比して、ENR群ではγ波の振幅が大幅に上昇していた。なお、γ波の振幅はISO群では左右がほぼ同等であったが、ENRでは右の方が振幅が優位に大きくなっていた。2)左右海馬の協調性を見る指標にコヒーレンスがあるが、ENR群ではγ帯域でコヒーレンスの上昇が見られた。つまり、ENR群では両側海馬の協調性が増大していた。3)海馬左右シナプスの数をENRで観測すると、右側の方がシナプス数が多かった。
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