研究課題
基盤研究(C)
暑熱負荷による唾液腺機能亢進のメカニズムを検討した。2日間の暑熱曝露により、ラット顎下腺のアクアポリン(AQP)1と5のmRNA発現量が有意に増加した。AQP1の蛋白量は2日および5日の暑熱曝露により有意に増加した。AQP5は顎下腺の漿液腺の腺房細胞の管腔側に強発現しAQP1は血管内皮細胞に発現した。AQPの誘導にはVEGF、HIF-1αの関与が示唆された。自発運動により、ラットの顎下腺組織のAQP1の蛋白発現量がやや増加した。TRP等の蛋白発現量は影響されなかった。ピロカルピンによる唾液分泌量は運動群でやや高かった。暑熱あるいは運動は唾液腺のAQP発現を増加させ、唾液分泌機能を改善する。
すべて 2014 2013 2012
すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (2件)
Cell Biochem Biophys
巻: (Epub ahead of print)
Sci Rep
巻: 3 ページ: 1763
10.1038/srep01763
Cell Physiol Biochem
巻: 30(2) ページ: 450-457
10.1159/000339038