研究課題
基盤研究(C)
がん末期の病態において合併してみられる悪液質(カヘキシア)は、患者の生活の質や予後を悪化させる重篤な病態である。しかしながら、この病因については十分に解明されていないのが現状であり、対応は急務である。がん悪液質では、食思不振、炎症、腹水などにより全身の水分バランスが変化し、中枢の体液調節系ががんの病態で変化している可能性があると考えられる。私たちは中枢神経系の水分調節機構に注目して、がん悪液質モデルラットを使用し、電気生理学的手法を用いて研究を行った。この結果、がん悪液質では、中枢神経系において浸透圧や飲水に関するペプチドへの感受性が減弱している可能性を見出した。
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (11件)
Am. J. Physiol Endocrinol Metab
巻: 306(4) ページ: E373-E387
10.1007/s00540-012-1507-2
Journal of Anesthesia
巻: 27(2) ページ: 284-292
Nutr. Cancer
巻: 65(4) ページ: 578-589
10.1080/01635581.2013.776089
巻: 25 ページ: 609-613
10.1007/s00540-011-1167-7
Pharmacology
巻: 88 ページ: 127-132
10.1159/000330096