研究課題
基盤研究(C)
近年、乳癌は「癌幹細胞」と呼ばれる少数の集団を起源として形成されることが明らかになってきた。しかしながら、その増殖機構はほとんど明らかになっていない。乳癌幹細胞のモデルとして、ヒト乳癌細胞株MCF-7に含まれるアルデヒド脱水素酵素(ALDH)陽性細胞を使用した。NO合成酵素阻害剤により、エストロゲン刺激による乳癌幹細胞の増殖が抑制された。また、8-Br-cGMPはエストロゲンの作用を模倣した。従って、エストロゲン刺激によってNO/cGMP経路を介して乳癌幹細胞の増殖が誘導されることが示唆された。乳癌幹細胞におけるNOシグナルは新たな創薬の標的になることが考えられる。
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Metallomics
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http://www.nihs.go.jp/phar/lab/lab2.html