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2013 年度 実績報告書

癌の治療標的としてのMnk-eIF4E経路に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23590364
研究機関広島大学

研究代表者

上田 健  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助教 (60585149)

研究分担者 本田 浩章  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (40245064)
福永 理己郎  大阪薬科大学, 薬学部, 教授 (40189965)
キーワードシグナル伝達
研究概要

エピトープタグ発現精製法および質量分析法により セリンスレオニンキナーゼMnk1の相互作用タンパク質群の検索を行い、新規結合タンパク質として、分子量約130kDa の脱ユビキチン化酵素を同定した。このタンパク質は p53 の阻害因子 MDM2や PTENを基質として、タンパク質の安定性や局在制御に関与し、腫瘍の進展に関わることが指摘されている。また、セリン残基がリン酸化をうけると核-細胞質局在が変わることが知られている。Mnk1ノックアウトマウス由来の繊維芽細胞に発現させたFlag-mouse Mnk1と、内在性のこの新規結合タンパク質との相互作用を免疫沈降により確認した。また、ヒト培養細胞株に両タンパク質のヒトホモログを過剰発現させた場合にも両者の相互作用が認められた。これら相互作用は、Mnk1のリン酸化酵素活性を欠いた変異体においても同様に観察された。この新規タンパク質をMnkノックアウト細胞と野性型のマウス繊維芽細胞それぞれに過剰発現させて、細胞レベルでの機能的関連について検討を行った。通常培養条件下で両者の細胞増殖には明らかな違いが認められなかったことから、現在ストレス下での細胞応答に関して、これら分子の相互作用が細胞機能に与える影響を解析中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Identification of interacting partners for MAP kinase-interacting kinase 1

    • 著者名/発表者名
      上田 健、福永理己郎、Roumiana Alexandrova、Theo Goh、Tak W. Mak、本田浩章
    • 学会等名
      第86回日本生化学会大会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜

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公開日: 2015-05-28  

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