研究課題
遺伝的多様性情報を個別化医療に活用するために、ゲノムワイドアソシエーションスタディの主流であった、二値型フェノタイプと遺伝子多型との関連ではなく、疾患を定義づける診断基準など複数の要素の複合によって形成されるフェノタイプを標的として遺伝因子の影響を評価することを中心にその統計手法の構成を行った。初年度のカテゴリカル要素の複合による診断基準に対するクラスタリング手法の応用に引き続き、第2年度は量的尺度が含まれる場合への拡張、ならびに、レアバリアントへの対応を検討したが、それを継続する形で第3年度(本年度)は次世代シークエンサーからのバリアント情報が確率的出力であることに留意し、遺伝的多様性に関する実験解析情報がリスクアレルの保有確率として得られる場合への拡張の可能性を検討した。リスクアレルの保有状態が確率的に得られる場合にフェノタイプとの関連を定量化する方法は、単純な二値型フェノタイプの場合にも未定見であることから、本年度は、複合的フェノタイプの場合に応用することを前提に二値型に関する評価法に立ち返って検討した。
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Atherosclerosis
巻: 232 ページ: 59-64
10.1016/j.atherosclerosis.2013.10.020; 10.1016/j.atherosclerosis.2013.10.020
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