研究課題
基盤研究(C)
酸化ストレス応答の負のマスター転写因子Bach1の発現を抑制することが、虚血性心血管疾患に対する新たな分子標的治療になり得るか否かを検討することを目的とした。Bach1ノックアウトマウスにおいては心筋梗塞後の左室重量、左室拡張末期径、線維化が野生型に比して減少していた。次に、マウスにおいて下肢虚血モデルを作成し、si-Bach1を虚血肢に投与したところ、si-Bach1投与群の方が虚血肢における血流は増加し、毛細血管密度は高かった。以上よりRNA干渉などによってBach1の発現を抑制することが、心筋梗塞後の病的リモデリングや閉塞性動脈硬化症に対する新たな治療法となり得る可能性が示唆された。
すべて 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (1件)
Circ J
巻: 78 ページ: 42-50
Hiroshima J Med Sci
巻: 62 ページ: 63-67
J Hypertens
巻: 30 ページ: 2322-2330
Biochem Biophys Res Commun
巻: 407 ページ: 656-662
Int Journal Radiation Oncol Biol Phys
巻: (in press)