研究課題/領域番号 |
23590417
|
研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
石川 章夫 東京医科大学, 医学部, 助手 (80468652)
|
研究分担者 |
高梨 正勝 東京医科大学, 医学部, 助教 (80312007)
須藤 カツ子 東京医科大学, 医学部, 兼任講師 (50126091)
上田 しのぶ 東京医科大学, 医学部, 助手 (00521874)
|
キーワード | HRF / 炎症 / ヒスタミン |
研究概要 |
ヒスタミン産生因子(HRF)と炎症との関連性を調べるため、炎症疾患モデルとしてコラーゲン誘導型リウマチ関節炎とアトピー性皮膚炎も出るマウスを作成し、動物での炎症が発症する際にHRFの発現につて解析を行う。現在、コラーゲン抗体誘導型リウマチ関節炎モデルマウスの作成には成功した。さらに、アトピー性皮膚炎モデルマウスの作成に着手しているが、化学物質(ジニトロソフルオロベンゼン)での皮膚炎モデルの作成に成功した。しかし、化学物質誘導型の皮膚炎では皮膚の炎症は見られるものの、発症機構がT細胞を活性化させる細胞性障害による炎症になり、マスト細胞を介するいあゆるアトピー性皮膚炎の発症の経路とは違うものと考え、現在、ダニ抗原を直接マウスに摂取する疾患モデルの作成に着手している。 HRFと炎症との関連について、HRF抗体を産生するハイブリドーマを11クローン得ることができ、この抗体を用いたELISAの系とウェスタンブロットの系を準備している。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
HRFの産生と炎症との関連性を調べるために、モデル動物の作成とHRF抗体を用いた測定系の準備を行っている。
|
今後の研究の推進方策 |
モデル動物の作成 HRFのタンパク質レベルでの測定系の確立
|
次年度の研究費の使用計画 |
アトピー性皮膚炎モデル及び、リウマチ関節炎動物の作成とHRF抗体を用いたELISA及びウェスタンブロットによる測定系の確立により、炎症疾患とHRFの発現との関連性を調べる
|