研究課題
ヒスタミン産生因子(HRF)と炎症との関連を解明するために、炎症疾患モデルとしてコラーゲン誘導型リウマチ関節炎とアトピー性皮膚炎のモデルマウスを作成した。生体内での炎症の発症とHRFの発現について解析を行っている。現在、コラーゲン誘導型リウマチ関節炎モデルマウスの作成は成功した。さらに、アトピー性皮膚炎モデルマウスの作成に着手しており、化学物質(ジニトロソフルオロベンゼン)による皮膚炎モデルの作成に成功した。しかし、化学物質誘導型の皮膚炎では皮膚の炎症は見られるものの、発症機構がT細胞、ダニ抗原を直接マウスに摂取する疾患モデルの作成に着手し、皮膚炎を発症したマウスの作成に成功した。HRFと炎症との関連を、mRNAレベルで検出を行っている。また、HRF抗体を産生するハブリドーマを11クローン得えることが出来、さらに、その中からCDSの違う3クローンを選択した。この抗体を用いたELISA法の開発とウェスタンブロット法による検出の準備をしている。
すべて 2013
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (4件)
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