研究課題
頭頸部扁平上皮がんの幹細胞に関連分子を中心とした網羅的な解析からYBX1, Bmi1, HMGA2, GLN3が癌の形質に関与することを明らかとした。Bmi1が早期扁平上皮がんの、HMGA2が予後不良の診断マーカーなることを論文として報告した(Lab Invest.2013)。また、膜貫通型糖たんぱく質であり、幹細胞のマーカーとしても知られている。Epithelial cell adhesion molecule(EpCAM)が一部の頭頸部扁平上皮癌のグループで高発現することを論文として報告した(Mori et al. Lab Invest.2013)。また、Bmi1に結合する候補分子Y-Box binding protein-1(YBX1)を見いだした(投稿準備中)。このように幹細胞関連分子の機能が治療抵抗性がんの理由となることを基礎的な研究において明らかとしきている。頭頸部唾液腺がん診断においてSOX10が腺房と介在導管由来腫瘍の有用なマーカーとなり得ることを明らかとした。さらに介在導管部に存在するSOX10/p63陽性細胞が唾液腺幹細胞である可能性について示唆し、論文として報告した(Modern Patho.2013)。
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