研究課題
基盤研究(C)
ウエルシュ菌のイオタ毒素は、致死、壊死活性を有し本菌による腸性中毒症の原因と考えられている。本毒素は、アクチンをADP-リボシル化するIaと細胞への結合に関与するIbからなる。本研究では、イオタ毒素の細胞レベルでの作用を解析した。イオタ毒素を細胞に作用させると、Ibが細胞膜でオリゴマーを形成しこれにIaが結合して侵入、初期エンドソーム、後期エンドソーム、そして、リソソームの順に輸送されることが判明した。Ibは単独では生物活性を示さないと考えてられていたが、IbはA431細胞の細胞膜でオリゴマーを形成し、ATP低下を誘導して細胞死を引き起こし、Ib単独で作用することが明らかとなった。
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