研究課題
基盤研究(C)
川崎病患児の腸内や咽頭に内在するあらゆる病原体を網羅的に把握するため、H25年度に20名のデータを加え、計28名の川崎病患児の微生物フローラ・メタゲノム解析を行った。川崎病急性期の腸内にはビフィドバクテリウム属が少なく、特徴的なレンサ球菌属の配列を検出し、患者ごとに異なる特徴的な様相を呈していることが示唆された。患児の急性期便からレンサ球菌を分離をし、全ゲノム配列の結果、患児の半数で共通した特有の菌株を保有していた。免疫逃避に関わる遺伝子と細胞侵入因子に類似性を有する遺伝子が検出された。様々な仮説が提唱されている中、現在のシークエンス技術により明確な実像を明らかにできた。
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Int J Clin Exp Pathol
巻: 5(8), (PMID :23071864), (ISSN :1936-2625/IJCEP1208021) ページ: 814-23