研究課題
基盤研究(C)
本研究では、米国IHIのGlobal trigger tool(GTT)を参考に、外科手術に特化した新たな手法の開発を行った。開発した手法を用いて、2医療施設の193症例について、影響度分類3a以上の事象の把握を行ったところ、感度75%、特異度98.9%、陽性的中率90%、一例あたりの所要時間13.6分(6.3分×2名+突合1名)となり、一般の医療施設での施行が可能と判断された。今回開発した外科手術用ツールは、各施設における手術関連有害事象の把握にすぐれており、今後の普及が期待される