本研究においては、地域包括ケアシステムの構築に不可欠な持続可能な連携・協働システム推進のための革新的システム化方策について考察並びに提言を行った。とくに、地域内における多職種・施設・組織間の連携・協働における推進理念と目的、実態調査、阻害要因、促進条件、システム化原則および革新的な連携促進方策等についてシステム・マネジメント論の立場から調査・分析及び開発を行った。また、T-モデル地域における実証的研究を通じて、連携促進のための8つのシステム化原則を提案するとともに、「民・産・官・学」4者から構成される実行力のある推進運営体制づくりの重要性について考察を行った。
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