諸外国における診療ガイドラインの作成情報を収集し比較検討した。米国IOM(Institute of Medicine)の診療ガイドランの定義更新によりガイドライン作成に改善が見られている。 HPV検査を用いた子宮頸がん検診について、モデル評価も含め中間結果を代替指標とした評価を検討した。代替指標による評価はガイドライン作成団体により異なり、一律ではなかった。乳がん検診を例に、我が国における利益・不利益の評価方法を開発し、利益は死亡率減少効果、不利益は要精検査者数とした。乳がん死亡1人回避のための必要数(NNI:Number Needed to Invite)と、それに伴う要精検査者数を算出した。
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