研究課題
基盤研究(C)
非小細胞肺癌患者を対象として、上皮成長因子受容体阻害剤(EGFR-TKI)である エルロチニブの毒性に影響を与える薬理遺伝子多型や薬物動態を検討した。薬理遺伝子多型は、ABCG2 、ABCB1、ABCC2、CYP3A4、CYP3A5、CYP1A1、CYP1A2の遺伝子多型解析を行い、薬物動態解析は、トラフ値、Cmax、AUCなどを解析した。遺伝子多型や薬物動態と毒性とに有意差を認めなかったが、間質性肺炎で死亡した1例では、ABCG2C>Aのhomozygousを有し、最も高いAUCを呈していた。また、肝機能障害を起こした症例では、起こさない症例よりCmaxが高い傾向があった。
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