研究課題
基盤研究(C)
脳梗塞の後遺症による要介護者は増加の一途をたどり、大きな社会問題となっている。現在の脳梗塞治療薬は血栓溶解剤のt-PAのみである。しかし、t-PAは脳梗塞発症から3~4.5時間以内に投与しなければ脳出血を誘発するリスクを高めてしまうため、使用できる患者はわずかしかいない。そこで、我々は止血血栓を維持した状態で、病的血栓を溶解する生理作用を持つ酵素で、血液凝固制御因子のADAMTS13に注目した。ADAMTS13はその特徴的な血栓溶解様式により、脳梗塞発症から長時間経過した場合においても、脳出血の誘発なしに脳保護効果を示すことから、脳出血のリスクが少ない新たな血栓溶解剤となりうることを見出した。
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (13件) (うち査読あり 12件) 学会発表 (10件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)
J Thromb Haemost
巻: 12(4) ページ: 505-14
Transplantation
巻: 96(8) ページ: 697-706
Neurosurgery
巻: 72(3) ページ: 367-375
J Colloid Interface Sci
巻: 399 ページ: 19-25
Curr Opin Crit Care
巻: 18(2) ページ: 119-126
Biochem Biophys Res Commun
巻: 429(3-4) ページ: 186-190
Biol Pharm Bull
巻: 35(12) ページ: 2141-7
Magnes Res
巻: 25(2) ページ: 64-71
巻: 367(1) ページ: 171-177
Neurol Sci
巻: 33(5) ページ: 1107-1115
J Pharmacol Sci
巻: 116(2) ページ: 232-7
J Nat Med
巻: 65(2) ページ: 275-281