研究課題
基盤研究(C)
悪性中皮腫における、癌抑制遺伝子ATBF1の発現を、各種ATBF1抗体を用いて解析した。D1-120抗体を用いた結果では、高悪性度であるほど核内の発現が低下し、細胞質での発現が増加し、細胞質での発現の増加は予後と関連した。一方、MB034 抗体を用いた解析では、中皮腫で核内にドット状に陽性となり、反応性中皮では陰性であり、良悪の鑑別に有用なマーカーと考えられた。これらの結果より、中皮腫ではATBF1は悪性化に伴って発現が増加するが、核内から細胞質内に連続性に存在するか、細胞内で分断されて存在している可能性が考えられた。
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Am J Clin Pathol
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http://www.kanazawa-med.ac.jp/~clinpath/g1_study/index.html