研究概要 |
ヒトCablesは細胞自己死(アポトーシス)を誘発すると仮設を立て、異なる卵巣腫瘍由来細胞のJHOS-2, OVK18, HSKTCを用いて、発現量調整の機序解明を試みた。外部からのcAMPやPMAで変化無かったが、細胞内でcAMPを増加させるForskolinではHSKTCでのみ発現量が上がり、細胞内cAMP増加がアポトーシス誘発に関与することを示唆した。また、この現象はHSKTCのみであり、細胞によって機序が異なる事を示した。 Cables遺伝子を導入すると、アポトーシスを示すカスパーゼ3/7活性が遺伝子量依存的に増え、Cablesがアポトーシスを誘発していることを明らかにした。
|