研究課題
基盤研究(C)
繰り返し寒冷ストレス(RCS)負荷は、血圧低下と痛覚過敏を伴う副交感神経緊張型病態を引き起こす。RCS負荷による痛覚過敏の発生機序は、中枢性機序、すなわち、下行性疼痛抑制系の抑制によるものと考えられてきた。本報では、SHRSP5/DmcrラットにRCSを負荷して痛み受容細胞(脊髄後根神経節細胞)における遺伝子の発現変化をcDNA サブトラクション法とDNAマイクロアレイ法を用いて解析した。その結果、8種の痛み関連遺伝子に有意な発現変化が認められた。これらの痛み関連遺伝子の少なくとも一部は、RCSによる痛覚過敏の末梢性感作機序に重要な役割を果たす可能性がある。
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J. Physiol. Sci
巻: vol. 64, (Suppl.1) ページ: S157
巻: vol. 63, (Suppl.1) ページ: S162
http://www.kinjo-u.ac.jp/kozaki/index.html