研究課題
基盤研究(C)
看護師は点滴の混合調製などで抗がん剤を取り扱う際に、抗がん剤が体内に取り込まれ看護師の健康へも影響を及ぼすことが知られている。本研究では、化学療法中の患者を看護しているが、抗がん剤の点滴の準備など直接的な取り扱いを行っていない看護師の体内にも抗がん剤が取り込まれているのか検証することを目的に、看護師の勤務開始時から24時間後までの尿中抗がん剤の量を分析した。その結果、抗がん剤を直接取り扱わなかった看護師の尿中からも抗がん剤が検出された。体内への吸収経路は明らかではないが、抗がん剤治療中の患者を看護する看護師は、抗がん剤を混合調製などで取り扱う以外でも曝露されていることが明らかになった。
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