研究成果の概要 |
本コホート研究では、男性日勤労働者で抑うつ発症と不眠との関連について調査した。抑うつはCES-Dで、不眠はアテネ不眠尺度(AIS)で評価した。調査は、1年目1,871名、2年目1,929名、3年目2,060名で、抑うつ症状なし(CES-D16点未満)の840名を解析した。不眠症状有り(AISが1点以上)では抑うつ発症が6.49倍あった。AIS1-3点でHR 5.02(95%CI 1.57-16.07), 4-5点でHR 10.64 (95%CI 3.29-34.39),6点以上でHR 10.08 (95%CI 2.95-34.40)であり、不眠が強いほど抑うつ発症リスクも高まることが示された。
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