大腿部中央部のCT撮影による骨格筋面積がMRI撮影による大腿部の骨格筋容量の代用になるかどうかの妥当性を57名の参加者で検討した。面積と容量の相関係数は0.8638(p<0.001)と有意であった。 既存コホートの男女1366名を対象とし多変量解析を行った。体重kg当たりの骨格筋面積と空腹時血糖異常・2型糖尿病、正常高値血圧・高血圧症、高トリグリセライド血症の有病に負の関係を認めた。CT値と空腹時血糖異常・2型糖尿病、正常高値血圧・高血圧症、高トリグリセライド血症、低HDLコレステロール血症の有病に負の関係を認めた。男女ともに、面積/体重やCT値が上昇するとインスリン抵抗性は低下した。
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