研究課題
基盤研究(C)
環境中の多環芳香族炭化水素類(PAHs)の曝露は、混合物曝露で発癌物質も多く含む。PAHsの発癌強度を反映した包括的な曝露マーカーを検出するため、製鉄工場作業者57名について横断面調査を行った。15種のPAHs個人曝露濃度の測定はGC-MSで、尿中代謝物の測定はHPLCとLC-MSMSで分析した。その結果、11尿中代謝物を特定することができ、総PAHs曝露濃度と尿中2OHナフタレンが最も良く相関したが、発癌性がある7物質の発癌強度と曝露濃度から算出した総和 “Σ発癌強度PAHs”との関係をみると、尿中1OHピレンが最も発癌の強さを反映した曝露のバイオマーカーであることがわかった。
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Journal of the International Archives of Occupational and Environmental Health
巻: (Online ahead of print)
10.1007/s00420-013-0913-6