次年度の研究費の使用計画 |
本年度の使用額は、支払請求額2,900,000円および23年度未使用額373円を合わせて2,900,373円であったが、組換え蛋白質の大量発現・精製の予想外の困難さ等により、研究の進捗が大幅に遅れてしまい、研究計画当初に本年度に予定していた研究が出来ず、本年度に使用した培地や精製用メディアなどに支出した280,875円を除いた2,619,498円を次年度使用額とした。本年度において、組換え蛋白質の精製プロトコールがほぼ確立されたので、次年度は、遅れている研究を進捗させるために、(1)組換え蛋白質の外部受託による発現・精製を行い、さらに(2)γ-PGA nano particleの作製と免疫、(3)液性免疫誘導の検討、(4)細胞性免疫誘導の検討、および(5)WNVE蛋白特異的CD8T細胞のエピトープマッピングを計画している。そのため次年度持越残額と合わせて、(1)組換え蛋白質の発現・精製の外部受託費への支出を、さらに(2)については、組換えWNV E蛋白γ-PGA nano particleをC57BL/6マウスに免疫して(3)と(4)を行うために、マウスとその飼料の、免疫マウスより血清を分離して(3)を行うために、ELISA用試薬・プレート・キットの、脾細胞を採取して(4)を行うために、マウスリンパ球用の培地・培養用器具、増殖反応測定用のRI(3H-チミジン)やサイトカイン測定用のELISA用試薬・キットの、脾細胞をCD4T細胞とCD8T細胞とに分けて解析するためにMACS CD4T cell分離キット・CD8T cell分離キットの、さらに(5)を行うために、合成ペプチド(overlappingペプチドlibrary)、マウス用ELISPOTキットなどの購入費用、およびELISPOT解析の外部委託費への使用を計画している。
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