研究課題
基盤研究(C)
アニサキスに感染したことがない未感作ラットでは、凍結、加熱、切断またはホモジナイズ処理で死滅した幼虫を少なくとも1回経口投与した場合、幼虫抗原に対して特異抗体は産生されない。しかし、一度感染して特異抗体の産生を認めた感作ラットにホモジナイズ処理した死滅幼虫を投与した場合、アレルギーに関与する可能性がある特異IgE抗体の値は再上昇した。さらに、再感作ラットへの生きた幼虫の投与または幼虫ホモジネートの投与により、個体によっては幼虫抗原が血中に検出された。このことから、感作個体が死滅幼虫を摂取した場合、再感作されるとともに蕁麻疹などのアレルギー症状が引き起こされる可能性がある。
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