研究課題
平成25年度は、妊娠中期から後期に得られた母体血89検体を用いて、ジクロロジフェニルトリクロロエタン類(6物質)、ドリン類(3物質)、クロルデン類(5物質)、ヘプタクロル類(3物質)、ヘキサクロロシクロヘキサン類(4物質), マイレックス、トキサフェン(6物質)およびヘキサクロロベンゼンの合計29種類の有機塩素系農薬(POPs)について、ガスクロマトグラフィー/負イオン化学イオン化質量分析計(GC/NCI MS)および高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/HRMS)法により一斉分析を行った。測定した29種類のうち、検出率が80%以上であった15種類の有機塩素系農薬と生後18か月の食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、喘息の発症リスクとの関連を検討した。全体では児の18か月のアレルギー発症の有無と有機塩素系農薬濃度に有意な差は認められなかった。男女別に解析すると、女児の食物アレルギーおよびアトピー性皮膚炎発症群でドリン類の一種であるDieldrinが有意に高かった。
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