研究課題
基盤研究(C)
日本人の動脈硬化を伴わない出血性脳卒中の発症とアポトーシス(細胞死)との関連をみるため、長期継続的に脳卒中の発生の観察をしている秋田・茨城・高知の地域集団(対象者数約9千人)における1984年以降の出血性脳卒中発症群に対して、コホート内症例対照研究の手法を用い、地域・性・年齢を1:2マッチさせた対照群とで、発症前に採取され凍結保存された血清中のsFas、IGF-1を測定し比較した。発症年齢69歳以下の症例と対照の検討では、sFas(アポトーシス関連因子)は関連を認めず、くも膜下出血の発症機序として、IGF-1(細胞増殖因子)の欠乏が動脈瘤壁の脆弱性を高めている可能性が示唆された。
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