高齢者のエンドオブライフ期について、保健医療介護サービス利用に関する住民調査、サービス提供に関する医療施設・介護事業所調査、医療・介護給付内容に関する調査、をA市(人口8万7千人、65歳以上人口割合19.9%)を調査地として実施した。 医療と介護サービスの受療経過について、期間と療養生活形態による10類型を示した。住民質質問紙調査、医療施設・介護事業所調査から、地域における高齢者のエンドオブライフ期の在宅療養継続の可否は、往診、訪問看護、および短期間入所の充足状況、高齢者家族へのエンドオブライフ期の予想される経過についての事前説明と理解、受容度合いに影響されることが明らかになった。
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