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2013 年度 実施状況報告書

要介護度の維持期間からみた介護サービスの有効性の評価

研究課題

研究課題/領域番号 23590783
研究機関富山大学

研究代表者

新鞍 眞理子  富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 准教授 (00334730)

研究分担者 成瀬 優知  富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (30135008)
寺西 敬子  富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 助教 (10345580)
下田 裕子  富山福祉短期大学, 看護学科, 講師 (40352794)
キーワード介護保険サービス / 訪問看護 / 家族介護者
研究概要

T県内の訪問看護ステーション利用者418名における主介護者の続柄別にみた介護保険サービスの利用状況を分析した。
要介護1・要介護2・要介護3の利用者149名のうち、主介護者が配偶者の場合は、利用が多いサービス順にみると、福祉用具52.0%、通所介護42.7%、訪問リハビリ29.3%、訪問介護25.3%、ショートステイ18.7%、訪問入浴および通所リハビリは共に13.3%であった。主介護者が子どもの場合は、福祉用具64.0%、通所介護60.0%、訪問介護38.0%、ショートステイ36.0%、訪問リハビリ20.0%、訪問入浴および通所リハビリは共に10.0%であった。主介護者が子どもの嫁・婿の場合は、福祉用具75.0%、訪問介護および通所介護が共に37.5%、ショートステイ25.0%、通所リハビリ18.8%、訪問入浴12.5%、訪問リハビリ6.3%であった。
要介護4・要介護5の利用者269名のうち、主介護者が配偶者の場合は、利用が多いサービス順にみると、福祉用具80.3%、通所介護46.2%、訪問介護45.3%、訪問入浴および訪問リハビリは共に41.9%、ショートステイ24.8%、訪問リハビリ15.4%であった。主介護者が子どもの場合は、福祉用具84.9%、通所介護46.2%、訪問介護45.2%、訪問入浴39.8%、訪問リハビリ31.2%、ショートステイ29.0%、通所リハビリ8.6%であった。主介護者が子どもの嫁・婿の場合は、福祉用具95.7%、訪問入浴51.5%、通所介護48.9%、ショートステイ46.8%、訪問介護31.9%、訪問リハビリ19.1%、通所リハビリ0.0%であった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究は、介護保険サービスの利用状況により要介護度の維持期間が変化するのかどうかを明らかにすることを目的としている。これまでは、介護保険サービスの利用に関する特徴を把握するため、要介護度別の利用状況と家族介護者による続柄別の利用状況について分析した。

今後の研究の推進方策

次年度は要介護度の維持期間について分析し、最終年度は介護保険サービスと要介護度の維持期間との関連について分析する予定である。

次年度の研究費の使用計画

平成24年度と平成25年度に予定していた調査対象者数が減少したため謝金と人件費の使用額が少なくなった。
平成26年度と平成27年度は最終段階の調査を実施する予定である。調査対象者数が減少した分、より詳細な調査を実施する予定である。また、経年的なデータを整理して分析するるため、当初の予定より時間を要することがわかった。そのため、これまで累積した予算を平成26年度と平成27年度の研究費に補填して研究の充実を図る。

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公開日: 2015-05-28  

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