研究課題
基盤研究(C)
胎内での発育環境に出生後の生活習慣が相まっていかに生活習慣病の発症に影響するのかについて、疫学的に明らかにした。胎内環境の指標として出生時体重と用い、出生後の喫煙歴と合わせてその後の糖尿病発症との関連を検討したところ、出生時体重が2500g未満の者は喫煙の有無に拘わらず糖尿病の発症リスクが有意に高かった。出生時体重がいずれの群であっても喫煙歴の有るものは糖尿病の発症リスクが高く、特に3500g以上の出生時体重で喫煙歴がある者は出生時体重が2500g未満の者と同様の高い糖尿病リスクを示した。
公衆衛生学