研究課題
ほぼ計画通り進捗した。横断調査: H25.3に対象者の収集を終了し、最終的に本研究経費の期間以前(H20.10~H23.3)に収集した対象者3280名と合わせて、5547名(重複者を除く)とした。この対象者で当日の面接問診調査と医療機関での健診成績の収集、入力、確認が終了し、その電子ファイル化を確立した。追跡調査: 上記対象者のうちH26.3までに収集から満三年を迎えた2088名(H20.10~H23.3に収集し、郵送調査への同意がある者)に横断調査時とほぼ同じ内容の問診票で郵送追跡問診調査を実施し、H26.3.31までに964名から回答を得た(郵便不着194名、未回答930名)。また、収集から満一年以上を経過した対象者の追跡健診成績はH25.12末までの資料を収集した。収集途中のため、追跡資料は未確立である。学会発表: 上記の横断調査資料を用い、「女性の就労と生活習慣」を日本産業衛生学会(2013.5.16、松山)で、「女性の就労とbody mass index (BMI)」を日本公衆衛生学会(2013.10.24、津)で発表した。就労者は無職者に比し、喫煙や飲酒習慣、短時間睡眠が多く、運動習慣は少なかった。就労者の労働時間は飲酒量と弱い正相関、睡眠時間とは弱い負相関を示したが、喫煙量や運動時間とは相関がなかった。就労の有無でBMIに差はなかった。一方、正規就労者では労働時間が長いほど、BMIが大きく、肥満者割合も高い傾向があった。その他: 面接・問診時の説明書と問診票、郵送での追跡問診の依頼書と問診票、さらに、これまでの経過や中間報告・学会発表に加え、今後の結果や報告なども所属教室の Home Page (http://www.med.nagoya-cu.ac.jp/kouei.dir/moku%20sinkou.html) に順次公開している。
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Journal of Urology
巻: 189 ページ: 1340-1346
10.1016/j.juro.2012.11.045
http://www.med.nagoya-cu.ac.jp/kouei.dir/moku%20sinkou.html