研究課題/領域番号 |
23590835
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研究機関 | 独立行政法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
西村 邦宏 独立行政法人国立循環器病研究センター, 予防医学・疫学情報部, 室長 (70397834)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | バイオマーカー / 大規模研究 / コホート研究 |
研究概要 |
本年度は計画初年度として、1)神戸トライアルにおいて、LOX1等の測定を行い、吹田研究の検体整理を行い、次年度以降の測定に備えた準備を行った。日本人のライフスタイルの変遷に伴う、リスク要因の変化に関する検討を行うため、さらに兵庫医大の行う丹波篠山町でのコホートにおいても、バイオマーカーの測定を行う計画を策定した。またナデシコ研究に関しては、約1000人の登録を達成した。 1)Which of high-sensitivity C-reactive protein and low-density lipoprotein cholesterol shows a stronger relationship with the cardio-ankle vascular index in healthy community dwellers: the KOBE study, (JAT in press) において、CAVIによる動脈硬化判定におていhs-CRPを付加的に用いることの意義を検討した。2)Identification of Biomarkers of Stent Restenosis with Serum Metabolomic Profiling Using Gas Chromatography/Mass Spectrometry Circ J (in press)においてメタボローム解析によりステント狭窄リスクのバイオマーカーを明らかにしたが、この中で明らかになったいくつかの炎症性サイトカインに関して、今後コホートにおいて分布をあきらかにしていく予定である。さらに、塩分知覚低下と飲酒、喫煙習慣、成人前の体重変化と動脈硬化因子との関連などにつて学会発表を4題行った。来年度以降は、高感度トロポニン、抗CCP抗体、ミッドカインなどについて測定を行う予定である
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
過去検体に関しては、保存状況、患者IDとの連結など測定に必要な基本情報の習得を行った。神戸トライアル、なでしこ研究に関してはそれぞれ1000人を登録した。残検体の量から、神戸トライアルに関しても本年度におてい本格的測定を行うことを計画している。さらに丹波、篠山において、神戸トライアルとほぼ同一のプロトコールで訳約1000人のアクルーラルを達成予定である
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今後の研究の推進方策 |
次年度以降、これまでいくつかの研究でおこなっってきた抗CCP抗体、ミッドカインなどの抗体と予後との関係を吹田の過去検体と比較して検討予定である。 さらにメタボローム等の知見による新規マーカーに関しても、神戸、なでしこ研究、篠山等で新規に測定していく予定である
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次年度の研究費の使用計画 |
上記のマーカーに関して、吹田、神戸、篠山を中心とした検体測定に使用していく予定としている。さらにコホート研究の実務関連の謝金が支出される
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