次年度の研究費の使用計画 |
平成24年度は、400人を対象とし、平成25年度は、2011年までに心臓CT検査を実施した約400人を対象として、平成23年度と同様の解析を進めるとともに、同一のCT画像からMESA studyの測定方法に基づいて大動脈径を測定し、循環器危険因子との関連について検討し、その結果と胸部大動脈石灰化の結果とを比較する。また、2つの結果から互いの関連を検討する。 さらに、大動脈径が4cm以上であることを大動脈径(+)群とし、大動脈の石灰化群である4群の中を各々大動脈径(+)群と(-)群の2つに分類する(Matsushita M, International angiol, 2002)。計8つの群において冠動脈石灰化所見(石灰化スコアが100以上, 岡田武夫, 他.医療情報学, 2002)、並びに頸動脈硬化所見(最大IMTが1.4mm以上, Kitamura A, et al, Atherosclerosis, 2004)有りのオッズ比を算出する。これにより、胸部大動脈の石灰化および大動脈径が動脈硬化に及ぼす影響について検討することが可能である。
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